芸術家とは?
こんにちは。
松本支社 デザイナーのSです。
6月30日、松本市美術館で開催中の「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」を
見てきました。
草間彌生さんと言えば、松本市出身の世界的芸術家です。
私は草間彌生さんと母校が同じで、勝手に親近感を感じてしまいます。
とはいえ、作品をちゃんと見るのは初めてでした。
なんとなく水玉模様の作品のイメージはあったのですが、
その作品群は多岐に渡りました。
5歳のころの絵の中に、すでに水玉模様が描かれていました。
それはデザイン的にそうしたのではなく、
水玉模様が本当に見えている、ということらしいのです。
それは一体どんな世界なのでしょうか。
私には想像もできないような世界です。
幼い頃に幻覚や幻聴に悩まされたことにより、そのイメージを創作という形で表現していった草間彌生さん。
それらは作ろうとして作れるものではなく、そうすることでしか生きられなかった苦しみや葛藤の結果、
生み出されたものだと強く思いました。
だからこそ、たくさんの人の心に訴えかける魅力があるのかもしれません。
芸術はよく分からない部分もありますが、
たまに触れると何かを感じ刺激になります。
どう感じようと自由なのですから。
その点デザインというのは、受け取り手が理解しようと努力してくれるものではありません。
誰にでも伝わるようなデザインを目指して精進していきたいものです。