デザイン思考と寛容と自然農栽培の畑
松本支社Benです。
9月に入ったとはいえ、日中は連日30度を超える日々ですが、標高730mの信州松本の我が家の周辺の朝の気温は15度を下回るようになりました。
自然農栽培にシフトして10年を超える私の畑は、現在夏草を整理して冬野菜の種まき、植え込みの最中です。
この10年、日々畑の状態や野菜の生長を観察し、課題に直面し、いろいろな人の体験を見たり聞いたりして、自分なりの策を次の年に試してみるといった繰り返しでした。そんなデザイン思考的な取り組みが自然農栽培の楽しいところでもあります。
自分なりに検証しながら種を取り続けることで少しづつ安定した収穫ができるようになりましたが、気温・降雨・種の採取時期等の影響で種の発芽・生長は常に多様性に満ちています。つまり、100%はあり得ません。せいぜい50%の成果で良しとする寛容が自然農栽培には必要ですね。自然農栽培は多様性を受け入れる寛容の大切さを常に教えてくれます。
クリエイティブな仕事をする人は、暮らしの中に、小さくてもデザイン思考に満ちた農業(野菜作り)を取り入れることをお勧めしたいです。(大型プランターでも自然農栽培はできますよ)