『佐藤可士和展』
東京支社のW.K.です。
先日、国立新美術館で5月10日まで開催している『佐藤可士和展』に行ってまいりました。
今回の個展は過去最大規模の展示数で、ご本人の子供時代の作品から広告代理店勤務時代、そして独立してから現在まで関わってきたデザイン作品が多数展示されています。
思っていた以上に多くの人が訪れており、デザイン関係の方が多いのかなと思いきや、「初めて知った!」「これも全部このデザイナーさんが作ったの!?」という会話が聞こえ、デザインの仕事にあまり関わりのない方も沢山来ている事に気付きました。
ユニクロやくら寿司、人気アイドルのSMAPと多くの人が知っている企業やグループのデザインの展示がされているという事から興味を持った方も多いのかもしれません。
会場ではQRで音声ガイドをスマホに読み込む事ができます。
詳しい作品内容が説明され、佐藤可士和さんご本人からのデザインの説明などもあり、実際にどう考えてデザインに落とし込んだのかなど聞くことで、より興味を持って観ることができました。パッケージデザインのコーナーでは壁一面に実際のパッケージが並んでおり、圧倒されました。展示室内も広々とスペースをとっている場所もあれば、凝縮されたかのようにぎゅっと詰まっているコーナーもあり、こういった展示方法にも理由や拘りが絶対あるのではないか!と思いました。
デザインについてあまり触れたことのない方にも関心を持ってもらい、なんとなくでも理解してもらう。デザインとは何かが、少しでも伝わるきっかけになるような展覧会だなと感じました。
緊急事態宣言が解除となったとはいえコロナ禍に変わりはなく、まだまだ気を許せない状況ではありますが、『佐藤可士和展』は5月10日まで開催しているので、皆さんにも是非見に行っていただきたいです。