音楽をとめて、窓をあけて
松本支社のライターK.H.です。
先日、県の端っこ近くまで行く機会がありました。
途中まで高速を使ってもトータル2時間かかる距離です。長野県は東西方向の交通アクセスが弱いのです。
その日は朝から雨模様で、目的地に着いた時も空は薄暗く。
ですが、用事が済んだ帰路の途中で、だんだんと雲が切れてきました。
ひと仕事終えて気持ちが軽くなったこともあって、ちょっと寄り道を。
標高1,300mの空気を思いっきり深呼吸。草と木と土の匂い。
青い空と山。日の光、さわやかな風、そして名前わからないけど鳥や虫の声。
一瞬にして五感が目を覚ました気がします。
雨上がりの高原の気持ちよさは格別ですね。
さらにそこから山を下る道は、新緑に包まれながらの超絶快適なドライブルート。
ふと気付いて、カーオーディオを消し、窓を半分くらい開けて走ってみたら
ざわざわ鳴る葉の音やヒグラシの声、木漏れ日が心地よく降り注いで、ハンドルを握りながら何とも言えない満たされた気分になりました。
ほんの少しでもこういう時間を持つって大事ですね。