見慣れぬ風景
長野本社のO.M.です。
犬の散歩で家の近くの川沿いの土手を歩くことがしばしばある。
この辺りではカモやサギをはじめ多くの鳥が、それぞれの季節に当たり前の様に見られる環境が残っているが、ここ10年ほどはハヤブサが土手の対岸の岸壁に営巣し、ひなが巣立つところがみられるため、多くのバードウォッチャーが訪れている。
動物に関しても、頻繁ではないがシカやイノシシの目撃情報もある場所なので、蛇やカエルやネズミが出てきても驚かないが、なぜかいま目の前にヤギがいる(?)。しかも1匹だけでなく2匹でのどかに草を食んでいる。
さすがに野生のヤギがいるわけがないとは思ったが、よく見るとかなり長いリード(?)のようなものを付けているので、誰かが飼っているものなのだろうか? いろいろな 「?」 が頭の中をよぎる。
見慣れぬものと出会い、我が家のわんこも興味津々に「あれは何ですか?」といった表情を見せる。 さらに近くに寄ってみても、人や犬を怖がらず飄々としてゆったりとした雰囲気にとても癒されたが、やはりヤギは小学校で飼われているイメージが強く、心地よいがとても不思議な感じに包まれた。
モノや情報があふれかえり、「ハレ」と「ケ」ではないが、非日常と日常の区別がどんどんと曖昧になってきている中、今年は自分なりの「非日常」を意識して取り入れていこうと考え動き始めた。すると不思議なもので、意識した必然的なものだけでなく、偶然的に出会うことも増えてきた気がする。
「非日常」との出会いから、新たな繋がりが生まれていくことを期待して、機会が巡って来たら迷わず動こうと思っている。