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ズッキーニと向き合う

皆様、毎日暑い中お疲れ様です。長野本社の K.N.です。

今回は私が庭先で育てたズッキーニについてご紹介します。
自分には、身近な食材として普段購入している野菜を品種を変えながら少量栽培する道楽があります。
興味本位で始めたものの、そこに喜びを見出せるようになった理由として上げられるのは、
育てる間に見えてくる野菜それぞれの持つ特徴的な成長の変化と直に向き合えるからかもしれません。
たとえ栽培手順でうまくいかない場合があったとしても、眼の前で原因を知ることが出来、
次なる手順を探り出しては「今度はこうしてみよう」、「ああしてみよう」という好奇心が次々に芽生えくるからほんとに不思議です。

6月にお手製の堆肥を詰めた袋に苗を植え付け、生育状態を観察しながら水やりと、追肥を続けて来ました。
7月になるといよいよ花が咲きはじめます。ここでポイントとなったのが「人工受粉」でした。
本来は受粉昆虫に頼るのが理想的なのですが、期待が薄いので人工受粉することに。
やはり果実を形良く確実に大きくするには人工受粉させた方が確率は高いと分かりました。
ついでに言うと雌花と雄花の見分け方は、花の下にふくらみがあるかないかです。ふくらみがある方が雌花、ふくらみがない方が雄花となります。
雄花の花弁を外しスティック状にして筆を持つようにように扱いながら受粉させていきます。
受粉のタイミングとしては花が咲いたら、だいたい朝の7〜10時くらいまでには受粉を完了させなくてはなりません。
花がわりと早い時間に閉じてしまうので、受粉前日の花の状況観察も大事となってきます。
受粉が成功すると、実が大きくなり始めるのが如実に分かり、成長した果実を手で触れると柔らかく、瑞々しい濃い緑色へと変化していきます。

今回、ズッキーニ栽培で得た次の栽培に活かしたい経験をいくつか上げてみると、
●茎や枝が強い風で折れてしまいやすいので重心を考えた支柱が必要
●うどんこ病の予防策としてマルチングをして土や泥の跳ね返りを防ぐ
●受粉させる雌花と雄花の開花のタイミング幅を持たせるには複数株の栽培が必要 等々がありました。
また、この他にやって良かった試みとして、移動可能な袋で栽培したことでスペースを取らずに済み、
日のあたりと、ほどよい風通しのある場所を探しながら移動栽培が出来た事でした。

収穫したばかりのズッキーニを使って料理も作ってみました。
オリーブオイルで香ばしく焼き上げ、塩を掛けて楽しみました。
やはり自分で育てたズッキーニの味は、特別で風味豊かに感じてしまいます。
手間暇かかるかもしれませんが、自分の手で育てた野菜の味と達成感は格別です。

以上、庭先でひとつの野菜と向き合った夏のひとコマでした。

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