健康オタクの相方「脳梗塞」になる
長野本社クリエイティブ局のコピーライター U.M.です。
子宮体がんの手術から早2年。今も定期的な検診は続いていますが、再発もなく平穏な日々を過ごしています。
そんな7月のある日、相方が外出先で倒れ、日赤に救急搬送されるという緊急事態が発生!
不整脈から心臓内に血の塊(血栓)ができ、それが突然、脳幹に詰まった「脳梗塞」で、直ちに血栓回収という手術を行ったが、大きい塊が一番太い血管である脳幹を塞いだことで脳への血流が滞り、左脳の広い部分が壊死している状態だと告げられました。
調べてみると「脳梗塞」には、心房細動などの不整脈が原因で血栓が生成され、心臓から脳に流れて詰まる"心原性脳塞栓症"、脳血管の動脈硬化が原因となる"アテローム血栓性脳梗塞"、脳内の細い血管が閉塞する"ラクナ梗塞"などがあり、"アテローム血栓性脳梗塞"と"ラクナ梗塞"は生活習慣病が進行して動脈硬化が徐々に悪化して起こりますが、相方が罹った"心原性脳梗塞"は、何の前ぶれもなく突然発症し、約52%が死亡、寝たきり、車いす介助となる危険なもので、ノックアウト型脳梗塞とも呼ばれていることを知りました。
一命は取り留めたものの、大好きなドライブや旅行へはもう行けなくなってしまった。このまま寝たきり、あるいは一生介護が必要になるかもしれない...。悲しみと不安と絶望で、何も食べられない日が2週間ほど続きました。
けれど、相方の容体は少しずつ回復し、両目が開き、両手が動かせるようになり、身体を起こすこともできるようになりました。一週間後には、鼻に入れていた流動食の管も抜け、とろみ食へ移行。介助が必要ながらも歩行ができるようになりました。しかし、言語を司る左脳が壊死しているため、言葉や文字は理解できない、言葉を発することもできない、意思の疎通も図れないという状態でした。
1か月を過ぎた頃、今度はリハビリテーションを重点的に行うために転院することになりました。毎日みっちりリハビリに取り組み、課題も積極的にこなし、4カ月目となる現在は、食事、排泄、入浴、着替えなど身の回りのことは自分でできるようになりました。意思の疎通も大分図れるようになり、定期的に外泊もしています。医師からは、言葉が出るようになるには年単位と言われていますが、前向きに頑張るしかない!と思っています。
それにしても、不整脈から脳梗塞になるとは全く知りませんでした。ここ数年の人間ドックも心臓の評価はA。体重も血圧もコントロールできていたのに、なぜ?健康オタクとしては後悔しきり。
予防は、心電計(心電図機能が付いたスマートウォッチでもOK!)でこまめに計測し、心臓の異常な動き「心房細動」を早期発見するしかないようです。そこで、自分用にオムロン製の心電計を購入し、毎朝測定(心電図の波形が自動でスマホに送信される!)するようにしています。
働き盛りの皆さん!不整脈にはお気をつけください!