「変異」と「適応」と「進化」
長野本社の O.M です。
3月初旬に長野市内で開催されたイベントに、デザインストラテジストの太刀川英輔さんが招聘され講演会が行われた。
残念ながら当日は会場に行けなかったが、オンラインでのライブ配信で拝聴することが出来、果たして楽しいひと時となった。
2020年の春からの4年間で、あらゆるものに変化が訪れたが、講演会やセミナーにオンラインで参加できることが当たり前になったことは、地方に拠点を構える身としては非常に有難かった。
ライブ配信のみならずアーカイブでの配信もあり、一日に2本、3本と参加できるので、インプットに関しては、良い意味で 「お腹いっぱい!」 の状態が続いている。
今後、それらをベースにしたアウトプットのひとつとして、太刀川さんのお話の中にあった 「変異 : どのように変われるのか?(HOW)」 と 「適応 : なぜそうあるべきなのか?(WHY)」 を行ったり来たりすることで、目的にかなう有利な形質を探りながら、激しい環境の変化の中でもなんとか生き残っていく術の断片にでも辿り着ければいいなあと考えている。
わが社においても、今まさに世代交代も含めて、個人と会社の結びつきを考え直すタイミングとなっており、さらなる試行錯誤を繰り返しながら一回り大きく成長するための脱皮をしている最中だ。
太刀川さんの著書の 『進化思考 生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』 は3年前に購入したものの、ななめ読みした状態で止まっていたが、今回の講演会に参加したことで改めて読み直すきっかけをいただいた。
根が単純な自分にとって、行動の結果がもたらしてくれる、「動いた傍から、創造を超えた景色が見えてくる感覚」 は大好物のひとつだ。
いろいろな場面で、左右どちらの道を進むか、道なき道を切り開いていくか、それとも空を飛んでいくか等々の判断を求められるが、どの道をどのような方法で進んでも、思いもよらぬ景色が見られそうでワクワクする。
「生物の進化」 ほど時間はかけられないが、「変異」と「適応」を試行錯誤しながら積み重ねていく日々が暫く続きそうだ。