北斎が描いた名菊「巴の錦(ともえのにしき)」
こんにちは!本社のT.R.です。
今年の6月から、愉しみのひとつとして菊を育てています。
私の住む地域に「巴の錦」という菊があり、
保存会のみなさまに2鉢分けていただきました。
巴の錦は花びらの内側が深紅、外側が黄金色の、大変豪華な色が特徴の古典菊。
江戸時代初期、加賀百万石の大名・前田利常が参勤交代で善光寺を訪れた際に鑑賞し、
名付けたといういわれのある菊です。
葛飾北斎も好んだ菊で、巴の錦と思われる花を描いています。
130年以上前に北斎もこの菊を愛でていたと思うと、
より一層、花を見るのが楽しみになりました。
11月、秋も深まり、いよいよ蕾が開きはじめました。
北斎の絵のように咲かせるのは、初心者の私には難しく、
花は小さめ、背丈も低めです。
そう簡単にはうまく育てられません。
週末見に行った「巴の錦」の菊花展では、
上手に育てられた菊花の数々に圧倒されました。
堂々と咲く大輪に、生き生きとした葉。とても素晴らしかった。
自分もこんな菊に育ててみたいと思ったと同時に、
そうは言っても自分の菊が一番かわいいな(不格好だけれど)と感じたのも事実。
みなさんも菊を育ててみませんか。