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待ち遠しい春、チューリップと共に

こんにちは。長野本社のK.N.です。

毎年、春の訪れを告げてくれる花、チューリップ。
我が家の花壇では、この愛らしい花を育てるのが春の楽しみのひとつとなっています。
秋に植えた球根が時間をかけて成長し、4月から5月頃に一斉に咲く姿は、一瞬の美しさが凝縮されているようで、春の訪れを実感させてくれます。

チューリップを育てるには、少し手間がかかります。
前年の花が咲き終わった後、葉が茶色く枯れるまで待ち、6月上旬頃に球根を掘り上げます。
翌年に向けて球根がどれほど成長したかを確認するのが楽しみで、ワクワクするひとときでもあります。
掘り上げた球根は雨に当たらない日陰で乾燥させた後、ネットに入れて風通しの良い場所に吊るし、夏の間保管します。

植え付けのタイミングにも気を配る必要があります。
一般的に、市販の球根は9月頃から店頭に並び始めますが、この時期にすぐ植えるのではなく、少し寒くなるまで待つのがポイントとなります。暑い時期に植えてしまうと病気になりやすいためです。
私の場合、庭の夏椿の葉が色づく頃、11月上旬から中旬を一つの目安にしています。
この植え付け時期も温暖化の影響かもしれませんが、年々少しずつ遅くなっているように感じます。

実際に植える際には、球根の向きをしっかり確認することが大事だと、ここ数年の経験から実感しています。成長に影響を与えるため、ここは慎重に進めたいところです。
まず、球根の尖った先を上にし、ぽっこりと膨らんでいる側が前、平らな側が後ろになるように配置します。
最初に出てきて一番大きくなる葉は後ろ側から生えるため、葉がぶつかり合わないよう、重なりや太陽との向きを想像しながら植えていきます。狭い花壇だからこそ、球根の向きや配置を工夫することで成長がぐんと良くなるので、想像力が試される場面でもあります。

植え付け後は、球根の根が少しずつ成長できるよう、土の表面が白く乾いたらこまめに水を与え、乾燥させないよう心がけます。

そして今、2月の中旬。
雪にすっぽりと覆われた花壇の土の中で、チューリップたちは春の暖かな日差しを待ちながら、じっと眠っています。

長い育ての時間を経て、待ち望んだ瞬間がやってくる──。
この春も、可憐なチューリップの花とともに、春の訪れを感じるのを楽しみにしています。

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