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う・れ・し・か・っ・たこと?

こんにちは長野本社のSです。

もう78年ぐらい前になりますが、ある日有楽町駅近辺を歩いている時テレビクルーを連れたおねーさんが私に近づいてきて「少しお話をお伺いできますか?」と聞かれたので私は快く応じました。すると、そのおねーさんは「最近うれしかったことはありますか?」と訊いてきました。私は咄嗟になにか答えようとしたのですが「???え? 最近うれしかったこと?はて?」と考え込んでしましました。おねーさんが気軽な感じで質問してきたその「うれしかったこと」が私にはどうにも思いつきません。3分ぐらい「う〜ん」と考えていたのですが全く思い当たらなかったのです。仕方なくおねーさんに「すいません。思いつきません。」と答えました。おねーさんはさぞかしガッカリしたことでしょう。私の方も何も答えられなかった自分に得も言われぬ敗北感を味わいました。

たかが「最近うれしかったこと何かありましたか?」なのに...

それから時は経ち私は未だにあのときの問いが頭のどこかに引っ掛かっていたのですが、ようやく他人様に話せる「うれしかったこと」が見つかったのです。それはあるYouTubeのチャンネルなのですが、日本に旅行に来た外国人を居酒屋に連れて行って日本の料理を食べさせるという内容です。

その中で紹介される料理は私たちがいつも普通に食べているような一般的な料理で、刺身や魚の煮付けとか、だし巻き玉子や肉じゃが、ちくわの磯辺揚げ、角煮など取り立てて特別な料理ではないのですが、外国人の彼らは一口食べるたびに目を丸くし驚愕の表情で「こんな料理は初めて食べた」「こんな食べ物がこの世に有ったなんて」「とても特別な体験をした」「もう日本にずーっと住みたい」などと感動したコメントをします。

また、食事中の会話の中で「日本に来て驚いたことは?」と尋ねると皆一様に、日本は「街がキレイでゴミが落ちてない」「電車が来るのを待つ時にきちんと並んでいる」「どこに行っても日本人は親切で困っているとみんな助けてくれる」など日本がとても良い国だということを切々と話してくれるのです。

わたしはこれをみていて、自分は何もしていないのだけれど、ただ日本に生まれ育っただけなのだけれど「すごく誇らしい」「うれしい」気持ちになりました。

いままで、外国に漠然と憧れの気持ちがあったのですが、外国の人たちからこんな風に日本を褒めているところをみると改めて日本文化の素晴らしさを認識できます。そして、この事をみんなに教えてあげたいと感じています。

さて、みなさんは「最近うれしかったこと」なにかありました?と訊かれたらどんな話をしますか?

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