
『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』
こんにちは、長野本社のK.K.です。
先日、東京都現代美術館で開催されている
「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」に浸ってきました。
坂本氏の大型インスタレーションを紹介する
日本では初となる最大規模の個展
今年、確実にみておきたかった展覧会です。
私が教授(坂本氏の愛称)の音楽と出会ったのは高校生の頃
YMOの作品でした。
教授が所属していた、世界中に影響をあたえた説明不要のグループです。
リアタイ世代ではないですが、一瞬で心を撃ち抜かれ
その中でもとくに教授作品が好きだったことをきっかけに
相関図をたどるように掘り始め
広告やアートワークに至るまで
たくさんのジャンルレスな作品やアーティストにのめりこむ時期があり
一気に視野が広がりました。
今の職業につき、私なりにここまで続けていれるのは
確実にその頃があったからといえます。
私は音楽をちゃんと学んできたわけでもないし
ピアノを弾けるわけでもありません。
けれど、その旋律はとてつもなくやさしく私にとって特別です。
展覧会に行ったちょうど翌日、NHK「日曜美術館」でこの展覧会が放送されていて
司会をされている娘の坂本美雨さんと
テレビ越しに一緒に涙腺崩壊してしまいました。
教授の好んだ一節があります「芸術は長く、人生は短し」
大変人気のようで連日かなりの混雑のようです。
私が行った日もそうでした。
独り占めしたい空間がそこにはありました。

