「くつした」の可能性に火をつける!「スクエアD」プロジェクト
2019年2月9日に長野市のやってこ!シンカイにて『ひらめき!ワークショップ スクエアD』を開催しました。
パートナーは、株式会社タイコーの神田一平社長。タイコーさんは、優れたニット製造の技術を持つメーカー。
今回のテーマは「くつした+α」です。
「くつした」の魅力にふれ、デザイン発想で可能性を引き出しながら、
秘めているワクワク・ドキドキを一緒に創造し探っていきます。
今回の参加者は11名。信州大学、長野県立大学の学生さん、東京からテキスタイルデザイナーさん、認定こども園の事務員さん、
農家民宿の経営者さんなど、世代も職業もバラバラなのが、このワークショップの一つの特徴です。
雪の降る寒い日でしたが、集まっていただけたことに感謝です。
よくみて感じる(観察・共感)
まずは、くつしたの始まりなどのお話からスタート。
くつしたは、イギリスの牧師さんが、
足を寒そうにしている妻をどうにか温かくしてあげたいという思いやりの気持ちから生まれた、という説があるそうです。いいお話ですね。
その後、タイコーさんで扱うくつしたのデザインや製造工程、ドイツでの展示会、廃棄される残糸を利用して人形を作る「残福(ざんぷく)モンスター」活動についてもお話を聞かせていただきました。
くつしたの履き比べも行いました。
高性能なくつした・綿・毛・五本指など、くつしたの違いを体感しました。
靴下が試着できれば、もっと購買に繋がるのでは?と言う意見もありました。
ふかく考える(問題定義・アイデア創出)
ここまでの事を踏まえ、くつしたについて感じた事、気づいた事を一人ひとり、出来るだけ多く付箋に書いていきます。
書いた付箋を、模造紙にまとめました。
あたたかさ、安心感、健康も重要ですが、おしゃれもとても重要なことがわかりました。
「好きでよく使うくつしたほど、よく穴が空く」という意見など、くつしたについて意見を交わしました。
2チームに分かれブレストをし、アイデアを出来るだけ多く出していきます。
いろいろな角度からアイデアが出せるように、アイデア出しのヒントも加えました。
つくって試す(プロトタイピング)
考えたアイデアをカタチにして、ひとり一人がプレゼンテーションをしていきました。
お店に立ち寄ったお客さんも、一緒にみて、拍手をいただく場面もありました。
最後に
最後に記念の一枚。タイコーの会長さんより、お昼の差し入れもいただきました。
パートナーとしてワークショップの準備・お話・くつしたの提供などをしていただいたタイコーの神田一平さん、
また参加してくれたみなさま、どうもありがとうございました。
(文・AICS Director T. R.)