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2023/06/26
Project Member/K.Satoh K.Kishida A.Todoroki
*「STEP.2 再生紙の作成」を更新しました*
SDGsという言葉が身近になってきた昨今ですが、弊社では以前から、社員のサステナ経営検定(旧「CSR検定」)の受験推進など、さまざまな角度からSDGsについての学びを深めています。
また、実際の取り組みとして
・社内で廃棄されるコピー用紙のリサイクル(2018年〜)・100%再生可能エネルギー由来の電力への変更(2021年〜/長野本社)
などを行っています。
弊社では業種柄、年間多くのコピー用紙を消費するため、紙をリサイクルして名刺用紙などに活用する、という取り組みを行ってきました。
今回、この取り組みを深掘りし、「廃棄コピー用紙から更なるアップサイクルはできないか?」と考え発足したのが、「再生紙プロジェクト」です。 このプロジェクトの目標は、「社内で消費したコピー用紙を100%再生して、素敵な何かに生まれ変わらせる!」こと。捨てられるものから、いかに変貌を遂げられるか?を試行錯誤していきます。 本記事では、その過程を前編・後編でお届けいたします。
プロジェクトのステップは、下記の4段階に分けて進めます。
STEP.1 現状調査 STEP.2 再生紙の作成 STEP.3 社内循環の構築 STEP.4 商品の開発
という流れです。
というわけで、まずはSTEP.1の現状調査から行いました。
「私たちは1年にどのぐらいの紙を消費しているのだろうか?」ということを把握するために、全社で約1年間紙をストックし測定を行いました。
調査の結果、弊社では年間約600kgもの紙を廃棄していることが分かりました!(2021.7〜2022.6)
600kgといわれてもピンと来ないかもしれませんが、A4コピー用紙が、一般的な重さで500枚程度で約2.5kgだとすると、単純計算でA4用紙12万枚にもなります。
これを社員40名で割ると一人あたり3,000枚 12ヶ月で割ると1ヶ月250枚になります!
さらにこれを30日で割ると、 一人1日あたり8.3枚を排出している計算になります。
改めて枚数を割り出してみることで、具体的に現状を把握することができました。また枚数を意識することによって、一人一人がプリントの無駄を減らすような工夫ができればと思います。
ただ、以前は1年で1t以上あったのですが、ペーパーレス化にも積極的に取り組んでいるため総量はだいぶ減少していると言えます。今後もこの傾向を継続していければと思います。
次は、「再生紙ができるまでのしくみ」です。
今回のプロジェクトでは、山陽製紙株式会社様の「PELP!」を使用し、自社で排出した紙だけを使ってオーダーメイドの再生紙をつくることになりました。
山陽製紙様は、大阪府にある1928年創業の歴史ある製紙会社様です。環境への取り組みなどを積極的に行っており、弊社もぜひ一緒に何かできないかと考えご協力をお願いしました。
〈再生紙ができるまでのしくみ〉
①廃棄コピー用紙を支社ごとにストックします ②合計300kgほどたまったら製紙会社様へ送ります。 ③廃棄用紙と再生パルプ(牛乳パックなど)を1:1の割合で混ぜます ④社内廃棄用紙を原料とした再生紙のできあがり!
その再生紙を利用して、社内の印刷物やアップサイクル商品の開発に活用します!
というわけで今回はざっくりと、リサイクルのしくみについて説明させていただきました。 次回は再生紙ができるまでの工場見学の様子をお届けします。乞うご期待!
2023.05.26
2023.05.10
2022.09.07
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